2011年04月20日
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映画館の3Dメガネの憂鬱問題

Written By: トーノZERO連絡先

「最近、映画館ではすっかり3D上映が定着した」

「上映本数の割合では多くないよね」

「そうだ。まだ一部に限られるが。いくつも3D映画が作られて上映が続いている」

「確実に一角には食い込んだって事だね」

「ちなみに3Dメガネには複数の方式があって、それぞれ実現方法がやや違う」

「そうか」

「TOHOシネマズ府中では、2月ぐらいに設備を入れ替えてメガネも変わった」

「どう変わったの?」

  • 重い→軽い
  • 電池入り→無電源
  • 見たら返却→持ち帰り可能
  • 毎回同一価格→前回のメガネ持参なら100円安くなる
  • 画像どんより→画像すっきり

「いい話ばかりじゃ無いか」

「そうでもない」

「えっ?」

「予想もしなかった迷宮に迷い込んだ」

新たに発覚した問題とは §

「いったい何が起きたの?」

「前回のメガネ持参なら100円安くなる、ということは実は『保管』と『持ち運び』という2つの作業が発生するようになった」

「そうだね」

「しかし、目に付けるメガネである以上、ラフに扱えばすぐ傷や汚れが付いてしまう」

「うん」

「それが即座に映画体験にマイナスとして作用する」

「そうだね」

「だからケースに収納して大切に保管する必要があるのだが、100円安くなるだけなのであまり高価なケースを買うと赤字だ」

「毎回、100円払って新しいメガネをもらった方が安上がりって事だね」

「その点で、調べてみると100円ショップにメガネケースがあることが分かった。100円のケースなら、まあ何回か見れば元は取れる」

「めでたしめでたしだね」

「そうじゃない」

「えっ?」

「実はこの3Dメガネ、通常のメガネよりサイズがでかいんだ」

「ええっ?」

「その結果、2つの別個の100円ショップで調べてみたのだが、そこで売っているケースには収まらなかった」

「ダメじゃん」

「なので悩んでいる」

「ははは。それは悩むね。高いケースを買ったら負けだし、かといって安いケースでは収まらないと」